シベリア抑留記・カローナNo.九・間嶋作治著
- 2014年04月11日
- ブログ
【シベリア抑留記・カローナNo.九・間嶋作治著】
私が行っている訪問業務は、文字通りお宅の中へ
入っていきます。
なので患者さんやご家族の持つ歴史、ストーリーにとても深く
関わることが多くなります。
患者さんは高齢の方が9割ですから、戦争の話も
当然たくさん出てきます。
戦争と一口に言っても、そこには個々の状況があり、
体験は一様ではありません。
タイトルに書いた「シベリア抑留記・カローナNo.九」
は、間嶋作治さんがご自身の経験を綴った自費出版の本です。
「つたない文ですが真実を書きました」
という間嶋さんの言葉の通り、そこには戦争に纏わる
ひとつの真実が描かれています。
私にとっての「シベリア抑留」は単に学校で習った
ひとつの言葉でしかありません。
本には、間嶋さんの想い、仲間の想い、戦争というもの
に巻き込まれていく人々の姿、理不尽な軍の命令、
零下40度を下回る極寒の中での過酷な作業、たくさんの
人間の死、生還の喜び、などが書かれています。
読んでいると、私はその場にいたような気持ちに囚われます。
このような体験をせずに済んだ以降の私たちの世代は幸せ
だったのでしょう。
しかし、街ゆく人たちの表情があまり明るく感じられない
気がするのは、私だけでしょうか。
その理由を考えたいと思いました。
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お読みいただき、ありがとうございました。
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