どこで間違った?「脂肪と心臓疾患の関係」
- 2015年03月12日
- ブログ
【どこで間違った?「脂肪と心臓疾患の関係」】
これまで、バターよりもマーガリンを多く
食べたり、「低脂肪」や「無脂肪」や
「コレステロールゼロ」と書かれた食品を
買ったことはありませんか?
私たちは専門家の意見に頼るしかなく、
食品メーカーを信頼するしかなかったのです
からこれは仕方のないことだと言えます。
20世紀中ごろに、
アンセル・キーズ
(ミネソタ大学公衆衛生研究者)
が、7カ国の人々を対象に食事中の脂肪から
摂取するカロリーと心臓疾患による死亡に
ついてほぼ間違いのない相関関係を示した
ことがあります。
しかし、キーズはこの相関関係に合わない国、
例えば、国民が沢山脂肪を摂取しているのに
心臓疾患にならない国や、低脂肪の食事を
していても致命的な心臓発作の発生率が
高い国などは無視しました。
日本人は、食事の全カロリーのうちわずか10%
が脂肪に由来するもので、冠動脈疾患(CAD)が
最も低く、1000人に一人もなりません。
一方米国は、カロリーの40%を脂肪から摂って
いて、冠動脈疾患は1000人に7人の割合でした。
こうしたパターンのみに注目すれば、
「脂肪が心臓疾患の原因になる」
という考えが導き出せることになります。
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しかし、最近30年で低脂肪低コレステロールを
下げれば心臓発作や死亡率を下げることを明確に
示す研究は発表されていません。
心臓外科医であり、ワシントン大学外科医学教授
を務める
ドナルド・W・ミラー博士は
「低炭水化物、高飽和脂肪酸の食事による健康上の利点」
(2010年)
という論評で
「60年に及んだ『低脂肪・高炭水化物』の食事の時代は
終わるだろう。そうなるのは、炭水化物を多く摂りすぎる
故の健康への破壊的影響がもっと広く認知され、飽和脂肪酸
の健康上の利点がもっとよく認められるときだろう」
と説明しています。
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お読みいただき、ありがとうございました。
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