脳や肝臓でのコレステロールの働き

【脳や肝臓でのコレステロールの働き】

脳や肝臓でのコレステロールの働き

脳内でのコレステロールの働きは、

・ニューロン(神経細胞)間の
電気信号伝達を可能にする。

・新しい脳細胞の成長を促す。

という役割があります。

”スタチン”というコレステロール低下薬
を使うと、脳の機能障害が促進されます。

その理由のひとつは、スタチンによって
肝臓でコレステロールを合成する能力が
抑えられてしまうからです。

特に血中のLDL値は著しく下がります。

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アイオワ州立大学で生物物理学教授を務める
イエロン=キュン・シン博士は、コレステロール
が神経回路網の中でどのように機能するか
についての著名な学者です。

イエロン博士が「サイエンス・デイリー」誌
のリポーターに対してこう述べました。


『もし、脳からコレステロールを取り除いて
しまったら、神経伝達物質を放出するしくみに
直接影響する。

神経伝達物質はデータの処理や記憶機能を
左右する。

言いかえれば、あなたがいかにかしこくて、
いかに物事をよく覚えているか、にだ。

~中略~

私たちの研究によって、コレステロール
を神経伝達物質の放出には直接的な
つながりがあることが明らかになっている。

そして細胞の中で起こっていることの
しくみについてもよくわかっている。

コレステロールはタンパク質の形を変え、
思考と記憶を刺激するのだ。』

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