どこの誰と比べるか
- 2015年09月05日
- ブログ
【どこの誰と比べるか】
私たちはよく他人と自分を比較します。
「○○さんは、○○が出来るのに私は出来ない」
「○○さんより私は貧乏だ」
「○○さんより私は○○だ」
ーーー
そして
子どもに対しても同じ論理を使います。
「隣の○○ちゃんは出来るのに、なぜあなたは出来ないの?」
「お姉ちゃんは出来るのに、なぜあなたは出来ないの?」
こんな調子です。
ーーー
このような言葉を発する人は、
・見本を示し
・間違いに気づかせ
・懲らしめる
ような効果を狙っているのでしょう。
私たちは驚くほど自分自身が与える影響を
知らないことが多くありますが、
この場合もそうです。
もし自分がこのように言われたことを
考えてみればハッキリと実感するでしょう。
他人と比較されたところで、言われた方は
・自信を失い
・傷つきます
それ以外の効果はありません。
言う方は、叱咤激励するつもりなのに、
言われた方は、ますます自信を失うのです。
このような例は枚挙に暇がありません。
真の意味で相手の先々を思うのなら、
”自分が言われてどうか”
ということをそれぞれが振り返るしか
なさそうです。
ーーー
さて、自分と比較して良いのは、どこの誰でしょうか?
それは、
”過去の自分”
です。
生まれ、育ち、身体、家族、環境、思想、食、、
全て違う人どうしを比べても所詮比較した
ことにはなりません。
例えるなら、桜と向日葵を比べて、
何をしようというのでしょうか?
さっきの自分よりも、昨日の自分よりも、
一年前の自分よりも、10年前の自分よりも
どうなのか?
比較が出来るのはそこだけです。
ーーー
お読みいただき、ありがとうございました。
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