他人を信じ、自分を信じる第一歩
- 2015年09月17日
- ブログ
【他人を信じ、自分を信じる第一歩】
何度か取り上げてきた、共同体感覚とは、
１、「周囲の人は私を援助してくれる」＝他者信頼
２、「私は周囲の人へ貢献できる」＝自己信頼
３、「私は共同体に居場所がある」＝所属感
という３つの要素から成り立っています。
自己信頼をもとに他者へ貢献し、その結果
共同体である社会での居場所を持ち得る、
という考え方です。
この共同体感覚はどのようにして養われる
でしょうか。
例えば、親子、上司と部下という関係で
みてみます。
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どんな間柄であっても、相手の権利に土足で
踏み込めば、そこに対立が起きます。
何かを一方的に決めつけたり、無理やりに
やらせることで何の信頼も得られません。
ましてやそこから共同体感覚が得られるはずも
ありません。
対立している中でどんなに正論を説いた
ところで納得することはないでしょう。
例えていうなら、どんなに素晴らしい料理でも、
汚れた器で出されたら途端に食欲を失うような
ものでしょう。
対立の先にはどこまで行っても対立しか
ありません。
そこで行われているのは、どちらがより力（暴力）
を持っているかを示し合う”権力闘争”です。
その果てに意味がある、と思う人だけ
続ければ良いでしょう。
では、どうしたら相手が納得しながら、自分を信じ、
他人を信じるようになるのでしょうか？
ーーー
それは、”自分で決めさせる” のです。
相手の権利を認める、という風にも言えます。
逆の立場になれば、この意味はハッキリするでしょう。
誰しも押し付けられた物事は嫌なものです。
納得のいかないことをし続けることは苦痛でしか
ありません。
相手の権利を認め、自分で決めさせるようにすると、
相手は、冷静に状況を判断できるようになります。
もともと冷静に判断は出来るのですが、強制という
余計な強風をわざわざこちらから与えていたのです。
風が穏やかになれば、静かに事に当たることが
できます。
そうして相手は自分にとって必要なことを
粛々とこなしていくことでしょう。
権利を尊重された人は、相手の権利も尊重する
ようになります。
これが、自分や相手を信頼することに繋がって
いきます。
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お読みいただき、ありがとうございました。
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