”課題の分離”(かだいのぶんり)ってなんだろう?
- 2015年10月17日
- ブログ
【”課題の分離”(かだいのぶんり)ってなんだろう?】
アドラー心理学には
課題の分離(かだいのぶんり)
という面白い考え方があります。
課題の分離とは、問題(以下、”課題”とします)
を認識した時に
”一体それは誰の課題なのか”
を極めて冷静に考え、実行することです。
・子どもが宿題をやらない
・親に結婚を反対された
などの課題に対して
「この課題を放置した場合に困るのは誰か」
という視点で考えるのです。
すると、例えば宿題をやらない子どもに
対しては、
「宿題をやりなさい!」とか
「宿題をやらないと大人になってから困るよ!」
という言い方はしなくなります。
心底冷静に考えてみて、
宿題をやらずにいて困るのは誰でしょうか?
親ではないはずです。
それに気づいた時
「宿題あるんだね。分からないところがあれば、
ここにいるからいつでも聞きにおいで」
と言うだけで押し付けることはしなくなります。
(もちろん、ホントに大丈夫かな~、という
自然な感情は湧きます)
人は、本当に責任を負った時に、
自ら進んで行動するのです。
誰かに責任を持ってもらっているうちは、
行動は出来ないと考えますが、いかがでしょうか?
ーーー
私たちはえてして「問題が起こった」という
事実ばかりに気を取られて、
”何とかしなきゃ”
という気持ちばかりが先走りがちです。
「ああなったらどうしよう」
「こうなったらどうしよう」
「ああ思われるかも」
「こう思われるかも」
不安に終わりはありません。
その結果
・感情的に言い争ったり
・やみくもに解決策を求めてもがいたり
します。
そして、それでは絶対に解決はしません・笑
もちろん、人の生死にかかわるようなことなら
悠長なことは言ってられませんが、そうでなければ
大抵のことは一度冷静に考えるくらいの時間的余裕は
あるのではないでしょうか?
私たちは常に感情と一体になっています。
ここに書いた「課題の分離」などそうそう
簡単に出来るものではありません。
練習として、普段から軽い課題に遭遇したら
その都度課題の分離にトライしてみましょう。
そうすることで、
・本当に必要なこと
・本当に相手の助けとなること
などが見えてきます。
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お読みいただき、ありがとうございました。
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