いちオヤジが考える・現代男性考「繋がりを失った男たち」

【いちオヤジが考える・現代男性考「繋がりを失った男たち」】

現代は古代から連脈と続いていた

”男が男であることを学ぶための繋がり”

が途切れてしまったかのようです。

途切れてしまったのは、長い人類の歴史の尺度からすると、
つい最近です。

例えば、２百年ほど前に起こった産業革命。

ご存知の通りこうした産業化は、まずは英語圏から始まり、
徐々に世界中に広まりました。

これによって人々の生活は激変しました。

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得たものは多くありました。

今私たちの身の回りにあるものは、殆どが
産業化によって作られたものです。

また人々の関わり、考え方も産業化によって
多大な変化が生じたはずです。

でなければ、今も私たちはほぼ全員が野や畑に出て
働いていたはずです。

失ったものについても検討しましょうか。

それまで男たちは主に、女性や子どもたちのそば、
村や農地などで働いていました。

産業化によって、身近で働く男たちの姿は消え、
代わって男たちは工場や鉱山へひとりで
働きに出るようになりました。

これが続いていた伝統が途切れ始めた瞬間でした。

ここから男の子たちは殆ど女性の手で育てられるようになったのです。

もちろん、男の子が育つ過程で女性の手も必要です。

しかし、同じ男性としての誇りを持ちながら手を貸す
年上の男たちの姿なくして、男の子は自分がどのように
社会の中で責任を果たしていくのか、、

経験豊富で男性が身近にいなければ、彼らは誰をモデルに
したら良いのか分からないでしょう。

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アメリカの例でいうと１９００年ごろは、

父親がいつもそばにいて、時に歯を食いしばり、
時に談笑しながら働く男たちの姿を当時の男の子は
毎日見ていたようです。

それは今で言う教育というような意味を遥かに超えた、
村や社会、民族の存続に関わる伝統でした。

なぜなら父親たちの仕事は、そのままその村や民族の
死活問題となったからです。

続きます。

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お読みいただき、ありがとうございました。

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