「四十肩と五十肩」違いと対処法~大田区池上の治療院トゥルーヴォイスミー~
- 2019年10月05日
- ブログ
四十肩と五十肩は同じものを指しています。
四十代から五十代にかけて発症することが多いため、
俗にそう呼ばれています。
正式には「肩関節周囲炎」と言われることが多いです。
原因は”加齢”とされていますが、実は未だにハッキリとは
分かっていません。
他の症状でも同じことが言えますが、誰でも歳は取るのに、
症状が出る人と出ない人がいるのであれば、原因がそんなに
単純なわけがないのです。
一般的な病院では、痛み止め、リハビリ、マッサージなどが
施されます。
痛み止めは火災現場で火災報知器だけを止めているようなものです。
火は燃えているのに、とりあえずうるさいから音を止めているだけです。
痛みが止まれば精神的にも休めるので、それはそれで悪いことでは
ありません。
ただ、「痛みが無くなった」=「治った」
というカン違いを生みやすいので注意が必要です。
火はまだ消えていないので、引き続き今も火災現場であることを忘れないで下さい。
ここでいう火災とは、つまり体からの訴えです。
体からの訴えは、必ず意味がある訴えです。
「もう限界です」
「もう休みたいです」
というような。
それを止めたままにしておくと、再発したり、
別な形での訴え、つまり別な症状がおこります。
当院でみたケースでは、
「何らかの重圧」(精神的なプレッシャー)
を受け続けているにも関わらず、本人がそれを認めていないと
起こることが多いようです。
骨や筋肉の加齢があったとしても、それは結果的にそうなっている
だけであって、必ずしも痛みが出るとは限りません。
そうではなく、痛みを出すことで
「今の生き方は本来のあなたと違ってませんか?」
というメッセージを出しているだけなのです。
ですから、その本当の原因に対処しない限りは、
痛みはなくなっていきません。
信頼できる医療機関のサポートを得ながら、
「何かムリをしていないかな」
「体に気を遣わずにきてしまったな」
という振り返りが出来れば、痛みは引いていくことが多いです。
人はロボットではありませんので、たくさん動かしたから
早く治るというわけではありませんし、痛いのを我慢して
大きく動かしたからといって早く治るわけでもありません。
四十肩、五十肩に限らず、症状は
「あなたへの気づき」
を促すものです。
早く治したいのならば、余計にご自身のこれまでを
振り返ることをお勧め致します。
院長
山崎達也