麻痺をスムーズにするちょっとしたコツ~オンライン専門整体・治療院トゥルーヴォイスミー~
- 2024年10月07日
- ブログ
麻痺(まひ)があって手足が動かしにくい方も多いです。
尚、ここでの麻痺は痙性麻痺のことを指しています。
ご本人の意図に関係なく力が入ってガチガチになってしまう麻痺のことです。
さてそんな麻痺のある方でもちょっとしたコツでスムーズに動くケースがありますので、良かったら参考にしてみてください。と言っても本当に大したことはないのです。
『そっと動かす』(ご本人がそう意識する)
これだけです。
そもそも痙性麻痺は筋緊張の亢進(こうしん)と言って、筋緊張つまり筋肉に力が入る状態にあって、それがご本人の意思とは無関係にしかも強く続いてしまうことで動きが制限されている状態です。
カンタンに言えばガチガチの状態です。
ではこのガチガチが全く解けないか、と言えばそうでもないのです。
例えば施術を受けて気持ちよくなった患者さんが寝落ちするとこのガチガチもかなり緩みます。
つまり大脳にある運動野などの障害だけでなく、起きている時のご本人の意識状態も筋緊張を作っていることが推察されます。
また痙性麻痺の患者さんは性格的に
・早くやろう(せっかち)
・うまくやろう(完璧主義)
・できない自分だダメだ(自己評価の低さ)
を強く持つ傾向にあります。
するとこの心理の裏返しで「できなかったらどうしよう」という恐怖心が必然的に強くなり、これがガチガチになる緊張を生んでいると思われます。
従って早く動かそうとか、力いっぱいやろうとするのではなく、
『そっと動かす』
と余計な力が抜けて震えが止まったり、びっくりするくらいスッと動くことがあります。
100%でなく、70%くらいの力のつもりで。
また他の心構えとしては
「できない自分も受け入れるつもり」
になれると良いでしょう。
参考にしてみてください。